04/21,
2024
診察室に対話支援システムのスピーカーを設置しました
診察室で、とくに高齢の方との会話で、通じにくいと思うことがしばしばあります。少し大きな声でお話するのですが、やがて待合室まで聞こえてしまうような大きな声になっているときがありました。大声で通じているかというと決してそうではないようです。今回「対話支援システム(Comuoon)」を導入しました。私がマイクに向かって普通にお話しすると、スピーカーから決して大きくはないのですが、はるかに明瞭な音となった声が聞こえるので、患者さんと家族が少しびっくりされます。初めて聞き取れたように、いままで表情に乏しかった患者さんが急に笑顔になり、お話を始めるようになります。家族の方もびっくりされ、「こんなにお話しするんだ、黙っていたのは、聞こえていなかったからなんだろうか。」との感想を述べられます。高価な器械ですが、十分役に立っています。