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抗CGRP関連薬は片頭痛治療をどうかえたのか?

2年前に抗CGRP関連薬が片頭痛の予防薬として日本で使用できるようになり、およそ2年が経過しました。おさらいをしますと、片頭痛の激しい痛みを引き起こす原因に脳の血管に巻き付いている三叉神経から、ストレス、寝不足(寝すぎもよくありません)などの刺激で様々な物質が放出されます。その中でCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)がとくに悪役で、脳血管を拡張させ多くは拍動性の頭痛を引き起こします。抗CGRP関連薬はこの働きをブロックするという優れた予防薬です。頓服薬としてトリプタン製剤が拡張した脳血管を収縮させることで効果を出し、片頭痛の治療に「革命」を起こしてから久しいのですが、効果不十分、または副作用で服用できない、従来の予防薬(ミグシス、デパケンなど)も充分な効果でない患者さんにとって、現時点で究極の予防薬といえる抗CGRP関連薬は福音です。ある患者さんは従来の薬はあまり効果なく、天気が悪くなると頭痛が出るために、友達との約束をキャンセルすることが多く悩みの種でしたが、月1回の注射で、いつでも友人と約束ができるようになり、人生が明るくなったようです。ある頭痛専門医の先生は講演で片頭痛治療にパラダイムシフトが起きたと述べておりました。屯用のトリプタンにとどまらず、従来の予防薬をもう少し積極的に試すことも日常の生活をより楽にするために必要かもしれません。また血管収縮作用のない新薬の「レイボー」もあります。「たかが頭痛」と我慢せず、より明るい生活を送ることができるようお手伝いできれば幸いです。

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