01/23,
2022
閉所恐怖症とMRI検査
当院にはたまに遠方より受診される閉所恐怖症の患者さんがいらっしゃいます。ホームページを調べて、オープン型MRIということで来られるのですが、通常の筒形のMRIは狭いところが苦手な患者さんにとっては苦痛であり、しばしば撮像途中で中止となることもあるからです。という私も閉所恐怖症で、新型の筒形MRIにテストの被検者で入り、目の前に壁が迫ってきたのが怖くて中止になったことがあります。小さいころ子供同士の遊びでダンボールに閉じ込められたことがきっかけだったようです。私は2回目より検査中は絶対に眼を開けないということで我慢して受けることができるようになりました。しかし、それもなかなかできない患者さんには、当院では横向きで撮像しています。横向きでは眼前の視界をさえぎる壁はなくなり、オープン型のメリットを十分享受できます。横向きで撮像された画質はほぼ問題ございません。閉所恐怖症の方はいつでも遠慮なくお申し出ください。私も仲間です。