脳神経外科 ふくおかクリニック

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歩きにくい方、転びやすい方歩行障害

パーキンソン病

歩行障害を呈する代表的疾患です。動作が緩慢になり、立ち上がるのに時間がかかるようになり、歩くスピードが遅くなります。腕の振りも少なくなります。バランスを取ることが難しくなり、転びやすくなります。表情も乏しくなります。ときに、手や指に震えがくることもあります。何かしようとすると震えが強くなるというより、座っているじっとしているときにでも見られて、ピル・ローリング(薬を丸めるような震え)振戦と言われています。残念ながら根治する治療法はまだ見つかっていませんが、種々の薬で症状の進行をある程度抑え、生活の質をよくすることができます。

正常圧水頭症

脳には髄液という水が流れていて、たえず産生され吸収されて循環しています。脳室はその髄液が溜まっているところで、何らかの原因で脳室が大きくなると脳を圧迫することになります。そのために、歩行障害、物忘れ、ときに失禁が起きることもあります。この病気はシャント術といい、腰または脳室に細いチューブを入れ腹腔内に髄液を逃がす(髄液は再吸収されます)という手術により症状はよくなります。MRIのチェックによる早期発見が大事です。

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